荒幡富士観気
荒幡富士観気 2011年12月23日
西東京市、谷戸のクラスを中心に、2011年最後の風水観気として西武球場近くの荒幡富士を訪ねました。11年は、東日本大震災をはじめ、公私にわたり多くの困難が降り注いだ年でした。
荒幡富士の麓で七方拝と混元太極拳を奉納し、多くの犠牲者を弔うと同時に、来るべき年の復興と平穏を祈りました。
その後、荒幡富士へ登拝し、沈む太陽を拝み、富士山に祈りました。はるか西方の富士山は雲で隠れて見えませんでしたが、その上空に金色に鳳凰のような雲が輝き、冷たい風に吹かれながらも、心身が浄化され、澄み切っていくような心地を覚えました。
観気と祈りを終えると、直会は、忘年会を兼ね、所沢の道教・神仙料理、永楽宮で締めくくりました。おいしくもヘルシーな薬膳料理で、身も心も元気になって家路につきました。
荒幡富士の紹介をしておきましょう。西武園ゴルフ場の北側の「荒幡富士市民の森」はクヌギ・コナラ・赤松など武蔵野の自然が残されています。丘陵のもっとも高いところに富士塚が鎮座しています。3月の地震で登山道の一部が崩れてしまったそうですが、今は復旧しています。高さ十数メートル、頂上からは360度の狭山丘陵が広がり、天気さえ良ければ、正面に駿河の富士山が眺望できます(トップページ上部タイトル写真)。関東の多くの富士塚を登拝してきましたが、展望の良い富士塚ということでは、荒幡富士が一番ではないでしょうか。
文責:青木 写真撮影:前波