七方拝・四隅合芯
七方拝・四隅合芯 Sichihohai・Sigugassin
七方拝
七方拝は、七方位への祈りです。古来、神道では四方拝が捧げられ、仏教では四方結界の法があります。天地には四神相応があり、太極拳には六封四閉の型があり八門五歩があります。人は天地自然に生かされており、東西南北、天地の恵みに感謝をささげるというのは、人種や地域を越えた普遍的な営みなのです。ここではさらに自身のからだの重心であり、自身の命の中心である丹田に心をとどけます。外の気としての六方と、内なる気である中心丹田を加えて七方です。
続けるうちに日常の姿勢や動作も自然になってきて、日ごろのからだの感覚が変化していきます。七方拝・四隅合芯は、方位感覚を呼び戻すトレーニングでもあるのです
すだち(自然立勢)を基本として、芯転、波動功の動きが組み合わさって構成されています。七方へ柔らかく動いていく中で、からだの内部感覚や外の空間感覚が深くなっていきます。からだの重心を軸として回る芯転を繰り返すことで、体軸の感覚を呼び戻します。のびやかに動きながら陰、陽、中の姿勢を身につけ、体の中に秘めている微妙なバランス、力の流れ、気を体感していきましょう。やわらかく、伸びやかに四方に動いていく中で、からだの内部感覚や空間感覚が育っていきます。
1.すだち | 2.北方玄武拝 (かがみ) | 3.北方玄武拝 (なみ) | 四正の方角 |
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9.西方白虎拝 (なみ) | 10.地気循環功 | 11.開合気呼吸 | 4.東方青龍拝 (かがみ) |
8.西方白虎拝 (かがみ) | 13.合掌収功・意帰中心 ・七方観 | 12.天開功 | 5.東方青龍拝 (なみ) |
7.南方朱雀拝 (なみ) | 6.南方朱雀拝 (かがみ) | ||
四隅合芯
人間は天地四方からの恵みを得るために生産をし、その実を得ます。ここでは、「七方拝」に引き続き、その動きを東西南北の斜めの方位「四隅」に向かって行います。
前半は、斜め方位に屈み、片手で種まきのしぐさをし、後半は、斜め方位に伸び上がり、摘み取りのしぐさをします。これは、日常多い下方へ屈む、あるいは上方へと伸ばすという動作を行い、腰の動き、全身の協調、微妙なバランスを確かめていくのです。
人体各部は足の裏を重心とした体の垂直軸に対し、前後左右にやじろべいのように自在に釣り合いをとって、バランスが崩れないようになっています。柔らかく動きながら自然なからだの原理である一点合芯、上下合芯、前後合芯、てんびん、芯転というコツを確かめていきます。かがんだり、伸び上がったり、回るといった簡単な動作を繰り返すうちに、足腰の内外の筋肉が強化され、からだの高度なバランスの機能を高めて、心身を安定した状態へと導くのです。続けるうちに日常の姿勢・動作が無理のない身のこなしになってきて、腰痛、膝通などを防ぎ、怪我や転倒などの予防になります。また、姿勢のゆがみが自然に整い、美しい立ち姿、身のこなしになってくるという美容効果もあるのです。
四隅の方向 | 1.たねまき・かがみ | 2.たねまき・てんびん | 3.つみとり・のばし |
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4.つみとり・てんびん(順) | 5.つみとり・てんびん(逆) | 6.おさめ | 7.すだち |